ChatGPTの新機能「GPT-4o with canvas」がこのほど、新たに追加されました。ライティング作業を飛躍的に効率化するために設計されたツールです。単なるチャット形式ではなく、canvasと呼ばれる専用のワークスペースを使用して、文章の修正やフィードバックをリアルタイムで受けながら、より洗練されたコンテンツを作成することができます。この記事では、この機能を活用したライティング作業の効率的な進め方を解説します。
GPT-4o with Canvasとは?
GPT-4o with canvasは、文章の編集や構成をリアルタイムでサポートする新しいインターフェースです。特に長文のライティングや構造的な文章が求められる作業に最適です。
最大の特徴は、キャンバスと呼ばれる画面上で生成されたテキストに直接変更を加えることができることです。これまでは、チャット画面に生成されたテキストをその画面上で操作することはできず、テキストエディタなどにコピペしてから変更を加えて完成させるという手順が必要でした。
しかし、GPT-4o with canvasを使えば、キャンバス内で文章を書き進めながら、AIに「より簡潔にする」「読みやすさを向上させる」といったリクエストを行うことで、即座に修正案を受け取ることが可能です。
この機能は2024年10月5日現在、ベータ版で提供されており、ChatGPTのPlusおよびTeamプランのユーザーのみ利用可能。無料プランではまだ利用できないけれど、最終的には無料ユーザーにも提供される見込みだよ。
基本操作:文章作成の流れ
GPT-4o with canvasを使ってライティングを効率化する方法は次の通りです。
新しいチャットを開始し、モデルピッカーで「GPT-4o with canvas」を選択します。
最初のプロンプトを入力するします。今回は、北海道産のブランド米「ゆめぴりか」の情報をまとめるように指示を出しました。
このままでは編集画面が開きません。追加のプロンプトで「これをブログ記事にしてください」と入力すると、編集用の画面が右サイドに開きます。 左サイドのチャットで新たなプロンプトを送ることができますし、右サイドのキャンバス内では直接文章を修正したり、追加することができます。
キャンバス画面が開かない場合は、左サイドのチャット画面にあるノートマーク(この場合は「北海道ゆめぴりかの魅力」)をクリックすると、編集画面が開くよ。
テキストの一部を範囲すると、ナビゲーションバーが表示され、指定箇所の文字を太字にしたり、斜体にしたり、文字の大きさを変更することができます。
このナビゲーションバーには「ChatGPTに質問する」という項目もあります。ここに直接、指示を入力ことも可能です。
今回は【日本穀物検定協会の「食味ランキング」】を範囲指定し、「この食味ランキングについて詳しく説明してください」と入力します。実際には「この」と入力した段階で、ChatGPTが反応し、右サイドに以下のような「提案」を提示してくれました。
日本穀物検定協会の「食味ランキング」について、より具体的な説明や評価基準について触れると、読者がそのランキングの重要性をより理解しやすくなります。
この提案が気に入ったら「適用する」をクリックすると、食味ランキングについての説明を加えた新たな文章が生成されます。
キャンバス画面の右上の矢印をクリックすると、元のバージョンに戻すことができるよ。
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プロンプトセミナー超便利なライティング機能
canvasには、ライティングに特化した複数のショートカット機能が備わっています。これにより、よりスムーズに文章を作成し、編集作業を効率化できます。ショートカットは、キャンバス画面の右下にあります。カーソルをペンマークに合わせると、5つの機能が表示されます。
5つの機能は以下の通りです。
- 絵文字を追加する
- 最終仕上げを追加する
- 読解レベル
- 長さを調節する
- 編集を提案する
絵文字を追加する
自動的に絵文字を追加して、楽しい文面にしてくれます。
読解レベル
文章の難易度を、読み手に合わせて調整します。スライダーを操作し、「大学院」「大学生」「高校生」「中学生」「幼稚園児」の5つから選択可能です。
実際にどんな違いがあるのか。今回は「大学院」の設定と「幼稚園児」設定で実際に生成された文章を掲載します。
<大学院>
高品質ブランド米「ゆめぴりか」の学術的考察
「ゆめぴりか」は、北海道の農業技術と自然環境を背景に開発された高品質のブランド米である。その特徴的な食味と粘りは、特定の栽培条件と高度な品種改良の結果であり、日本国内外で高い評価を受けている。本稿では「ゆめぴりか」の開発背景、品質特性、ならびにその農業的および経済的意義について詳述する。
「ゆめぴりか」というブランドの由来
「ゆめぴりか」という名称は、北海道の米作りに対する理想と希望を象徴している。「ゆめ」は未来への期待を、「ぴりか」はアイヌ語で「美しい」を意味し、地域文化と米作りの美学を反映している。この品種は2009年に正式にリリースされ、以来、高品質な北海道産米として確固たる地位を築いている。
物理的・化学的特性に基づく品質評価
「ゆめぴりか」の最大の特徴は、その優れた粘りと甘みである。炊飯後の米粒は光沢があり、均一な食感を持つ。この特性は、アミロースとアミロペクチンのバランスが絶妙であることに起因する。また、北海道の冷涼な気候と昼夜の大きな寒暖差が、米の糖度を高める要因となっている。これにより、冷めても風味が保たれ、おにぎりなどの調理法でも高い評価を得ている。
北海道の気候と栽培条件
「ゆめぴりか」の生産には、北海道の独特な気候が大きな役割を果たしている。冷涼な気候と大きな寒暖差は、米の品質に直接的な影響を及ぼし、特に糖度と粘りを増す効果がある。また、北海道の豊富な水資源と肥沃な土壌は、米作りに適した環境を提供している。農業従事者は、品質の一貫性を保つために厳格な管理手法を採用し、持続可能な農業実践を行っている。
食味ランキングにおける評価とその意義
「ゆめぴりか」は、日本穀物検定協会の「食味ランキング」において、複数回にわたり「特A」の評価を受けている。食味ランキングは、味、香り、粘り、外観などの多角的な要素を基に評価されており、「ゆめぴりか」の高品質を示す重要な指標である。この評価は、消費者市場における「ゆめぴりか」のプレミアム性を確立し、ブランド価値を向上させている。
炊飯技術による最適な食味の引き出し方
「ゆめぴりか」の持つ特性を最大限に活かすためには、適切な炊飯が重要である。具体的には、水加減を控えめにし、炊飯後に適切な蒸らし時間を設けることで、米粒の粘りと甘みがより引き立つ。また、炊き込みご飯やおにぎりとして調理する場合でも、その特徴的な食感と甘みが際立つ。特に冷めた際でも品質が保持されるため、弁当などの用途にも適している。
「ゆめぴりか」の社会的・経済的意義
「ゆめぴりか」は、北海道農業における技術革新の象徴であり、地域経済の重要な柱として位置づけられている。観光産業との連携を図り、北海道の特産品として全国に広がり、贈答品としても高い需要がある。また、学校給食などの公的機関でも利用されており、地域の食育にも寄与している。これにより、農業従事者の収入向上や地域経済の活性化に貢献している。
まとめ
「ゆめぴりか」は、北海道の自然環境と農業技術が融合した高品質なブランド米である。そのもちもちとした食感と甘みは、北海道の冷涼な気候と生産者たちの努力の賜物である。食味ランキングにおける高評価は、その品質の高さを裏付けており、消費者にとっても特別な存在として広く認知されている。「ゆめぴりか」は、日常の食卓を豊かにし、北海道の農業と文化を象徴する存在である。
<幼稚園児>
おいしいおこめ「ゆめぴりか」
「ゆめぴりか」は、北海道で作られているとてもおいしいおこめです。もちもちしていて、甘くておいしいです。たくさんの人が「ゆめぴりか」を大好きです。
ゆめぴりかってどんな名前?
「ゆめぴりか」という名前には、みんなの「夢」と「きれい」という気持ちがこめられています。「ぴりか」はアイヌ語で「きれい」という意味です。「ゆめぴりか」は2009年に生まれました。
もちもちであまい!
「ゆめぴりか」は、もちもちした食感とあまさがとてもいいです。炊いたごはんはピカピカしていて、やわらかくて甘いです。おにぎりにすると、冷めてもおいしいので、みんなに人気です。炊き込みごはんやお茶づけにもよく合います。
北海道のきれいな自然
「ゆめぴりか」は、北海道のさむいけどきれいな空気や、おいしい水で育ちます。農家の人たちは、いいおこめを作るために一生けんめいがんばっています。
とくAのおこめ
「ゆめぴりか」は、お米のランキングで何回も一番いい「特A」をもらいました。それだけおいしいお米だとみんなに認められています。学校の給食やイベントでも使われています。
おいしく炊くポイント
「ゆめぴりか」をおいしく炊くには、お水を少し少なめにして、炊いたあとにしっかり蒸らすといいです。おにぎりや炊き込みごはんにすると、もっとおいしさが引き立ちます。
みんなの「ゆめぴりか」
「ゆめぴりか」は、北海道の大切なお米です。おみやげにも人気があり、北海道のレストランでも出されています。北海道を代表するお米です。
まとめ
「ゆめぴりか」は、もちもちしていて甘くてとてもおいしいお米です。北海道のきれいな自然と、農家の人たちのがんばりがあるからこそ、このお米ができています。ぜひ一度「ゆめぴりか」を食べてみてください。きっと、食卓がもっと楽しくなりますよ。
長さを調整する
文章の長さは「最長」「もっと長く」「もっと短く」「最短」から選択可能です。
今回例にした「ゆめぴりか」についての文章において、具体的には以下のように文字数が変わりました。
最初に生成された文章 → 1366字
最長 → 2876字
最短 → 546字
短い文章から長い文章まで一瞬で変更できるのは、とっても楽!
編集を提案する
「編集を提案する」をクリックすると、キャンバス画面の右側に、文章をより魅力的にするための「提案」が表示されます。
冒頭の概要部分で、読者が興味を持ちやすいように、なぜ「ゆめぴりか」が他のブランド米と比べて特別なのかをもう少し具体的に示すと良いでしょう。
上記のような提案が示されます。「適用する」をクリックすると、その提案に基づいた文章を追加した新たな文章が生成されます。
最終仕上げを追加する
編集作業を終えたら「最終仕上げを追加する」をクリック。最終的な推敲を加え、文法のチェックを行い、全体を通して読みやすく、一貫性があることを確認してくれます。こちらが「最終仕上げを追加する」を実行した後の画面です。
GPT-4o with Canvasのメリット
1. 作業効率の向上:AIによる即時フィードバックが得られるため、編集や修正にかかる時間を大幅に短縮できます。特に複数の修正を一度に処理できるため、手戻りのリスクが減ります。
2. クオリティの向上:AIは文章のコンテキストを理解しているため、内容に一貫性を持たせた提案が可能です。これにより、文章全体のクオリティが飛躍的に向上します。
3. 初心者にも使いやすい:初心者でも、簡単な操作で高品質な文章が作成できるため、ライティングスキルに自信がない人にも最適です。
まとめ
GPT-4o with canvasは、AIを使ってライティング作業を効率化し、質の高い文章を短時間で作成できる強力なツールです。リアルタイムのフィードバックや編集提案により、文章の質を向上させるだけでなく、作業の効率も大幅に向上します。特に長文や複雑な文章構造が必要な作業に最適で、初心者からプロまで幅広く利用できる点が魅力です。今後のライティング作業に大いに活用してみてください。