ChatGPT 何に使う?〜文章作成編②レポート

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ChatGPT何に使う?文章作成編②レポート

新しい技術が日々進化する中、人工知能(AI)は私たちの生活に革命をもたらしています。特にChatGPTは、その進化の速度と能力の広がりで注目されています。この記事では、さまざまなChatGPT活用法の中から日本語の文章作成を深掘り。今回は「レポート」を取り上げ、その実例を挙げながら、プロンプトのコツ、そして効果的な文章作成の方法について解説します。文章を書くのは苦手という方にとって、ChatGPTは強力なサポートツールになるはずです。

まずはChatGPTのおさらいから。ChatGPTは自然言語処理技術を用いたAIツールで、ユーザーの質問や要望に対して、自然な文章で応答することができるんだよ。文章作成、データ分析、言語学習など、幅広い用途で活用することが可能なんだ。

プロンプトとは?
「促す(もの)」という意味の英単語で、入力や処理などを促す文字列などを指す。「○○してください」というような指示文、命令文のこと。

【参考】作文作成について知りたい方は、こちらをどうぞ↓

目次

レポート作成の手順

まずは、レポートを作成する際の手順について確認しましょう。ChatGPTに質問したところ、以下の回答が一瞬で返ってきた。読んでみると、これまでレポートを書く時に漠然と行っていた作業の手順が明確に示されており、自分の頭の中が可視化されたような気分です。社会人経験は長いですが、改めて復習になりました(笑)。

レポートを作成するために、以下の手順を参考にしてください。レポートの内容や形式に応じて、手順をカスタマイズすることができます。

  1. 目的を明確にする: レポートの目的やテーマを明確にしましょう。何を伝えたいのか、誰に向けて作成するのか、必要な情報は何かを考えます。
  2. データ収集: レポートに含める情報を収集しましょう。これは調査、データ分析、文献のレビューなどに含まれます。信頼性の高い情報源を使用し、必要なデータを収集します。
  3. アウトラインの作成: レポートの構成を決定し、アウトラインを作成します。一般的なアウトラインには、導入、背景、メインの内容、結論、参考文献などが含まれます。
  4. レポートの書き出し: レポートの導入部分を書き出しましょう。導入では、テーマの紹介とレポートの構造を説明します。読者がレポートの内容と目的を理解できるようにしましょう。
  5. メインの内容を書く: アウトラインに従って、メインの内容を順番に埋めていきます。各セクションで必要な情報を提供し、論理的な流れを保ちましょう。
  6. データの可視化: レポートにデータを視覚的に表現するためのグラフや図表を作成します。グラフや図表は情報を分かりやすく伝えるのに役立ちます。
  7. 結論をまとめる: メインの内容の後に、結論をまとめましょう。結論では、主要なポイントを強調し、レポートの目的に対する洞察や提言を提供します。
  8. 参考文献を記載する: 使用した情報源や参考文献を適切に引用し、参考文献リストを作成します。引用スタイルは、指定されたガイドラインに従ってください(APA、MLA、Chicagoなど)。
  9. レビューと編集: レポート全体を読み返し、文法やスタイルのエラーを修正し、論理的な整合性を確保します。また、文章の明確さや説得力を高めるために必要な修正を行います。
  10. フォーマット: レポートのフォーマット(フォント、行間、ページ番号など)を設定し、プレゼンテーションを整えます。
  11. レポートの提出: 最終的なレポートを提出する前に、指定された提出方法や期限を確認し、必要な手続きを行います。

以上が一般的なレポート作成の手順です。レポートの種類や要件によっては、さらに詳細なカスタマイズが必要かもしれません。必要に応じて、追加のセクションや要素を含めてください。

ChatGPT

作成のポイントはわかったけれど、実際にどんなレポートを作ってくれるの?

レポート作成の実例

早速、レポートを作ってみましょう。以下は「日本における電気自動車普及の課題と対応策について、1500字でレポートを書いてください」というプロンプトに対する回答です。こんな短くて簡単なプロンプトでも、わずか10秒で、1343文字のレポートを仕上げてくれました。しかも無料で使えるChatGPT-3.5で、この性能です。

日本における電気自動車普及の課題と対応策

はじめに

電気自動車(EV)は、環境への負荷が低い、持続可能な交通手段として注目されており、日本でもその普及が進んでいます。しかし、電気自動車の普及にはまだ多くの課題が残っており、これらの課題に対応するためには様々な取り組みが必要です。本レポートでは、電気自動車の日本における普及の課題とそれに対する対応策について詳細に検討します。

課題1: 充電インフラの不足

電気自動車の普及において最も大きな課題の一つは、充電インフラの不足です。特に、急速充電スポットの不足が問題となっており、長距離移動や急な充電が必要な場合に不便を感じることがあります。

対応策1: 充電インフラの拡充

充電インフラの不足に対処するために、政府や企業は急速充電スポットの拡充を図るべきです。これには、公共施設や商業施設、高速道路サービスエリアなどに急速充電スポットを設置することが含まれます。さらに、充電スポットの位置情報をリアルタイムで提供するアプリやウェブサイトの開発も重要です。

課題2: 価格とバッテリー技術の向上

電気自動車の価格は、一般の自動車に比べて高いことが課題とされています。また、バッテリー技術の向上によって、走行距離の拡大や充電時間の短縮が求められています。

対応策2: 補助金と研究開発支援

政府は、電気自動車の購入に対する補助金や税制優遇措置を提供することで、価格のハードルを下げることができます。また、バッテリー技術の研究開発を支援し、新たな技術革新を促進することが必要です。これにより、電気自動車の性能向上と価格低減が実現できます。

課題3: バッテリーのリサイクルと廃棄物処理

電気自動車の普及に伴い、バッテリーのリサイクルと廃棄物処理が重要な課題となっています。廃棄されたバッテリーは環境への負荷を抑えるために適切に処理される必要があります。

対応策3: バッテリーの再利用とリサイクル

バッテリーの再利用とリサイクルプログラムを推進することで、廃棄物処理の課題に対処できます。使用済みバッテリーをリサイクルし、再び電気自動車やエネルギーストレージに利用する取り組みが必要です。また、リサイクル技術の研究と開発を支援し、バッテリー廃棄物の削減を目指すべきです。

課題4: 購入者の情報不足と不安

電気自動車に関する情報不足や、充電やメンテナンスに対する不安感が普及を妨げています。一般の消費者にとって、新しい技術への理解が不足していることが問題です。

対応策4: 情報提供と教育

政府と自動車メーカーは、電気自動車に関する情報提供と教育キャンペーンを強化するべきです。消費者向けの簡単に理解できる情報や専門的なサポートを提供し、電気自動車の利点や充電の利用方法について普及させる必要があります。

まとめ

電気自動車の日本における普及には、充電インフラの拡充、価格とバッテリー技術の向上、バッテリーのリサイクルと廃棄物処理、購入者の情報提供と教育など多くの課題があります。これらの課題に対処するために、政府、企業、消費者が協力し、持続可能な移動手段としての電気自動車の普及を推進する必要があります。電気自動車の普及に成功すれば、環境への負荷の削減やエネルギーの効率的な利用が実現し、日本の持続可能な未来に寄与することが期待されます。

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プロンプト(指示文)のコツ

内容のあるレポート作成には、プロンプト(指示文)の具体性が欠かせません。そこでポイントになるのが、この記事の最初で示した「レポート作成の手順」のいくつかの項目です。

1.目的を明確にする

今回は指示文を「日本における電気自動車普及の課題と対応策について、1500字でレポートを書いてください」としました。単に「日本の電気自動車についてレポートを書いて」と指示するよりも具体的で目的が明確になり、論点を絞ったわかりやすいレポートになります。

2.データ収集

先程出てきた回答に対して「具体的なデータも添えて、書き直してください」と追加で指示すると

「充電インフラの不足についてご紹介します。2022年時点で、日本には急速充電スポットが約2.2万ヶ所しかありません。これに比べ、ガソリンスタンドは約4.5万ヶ所存在します」

「政府は2025年までに急速充電スポットを5万ヶ所以上に拡充する計画を発表しています」

と具体的な数字も出してくれるので、説得力が増します。

6.データの可視化

これもChatGPTの得意技です。データを添えたレポートを作成してもらった上で「上記レポートをわかりやすくする表を作成してください」と追加の指示を出します。

ChatGPT-3.5で出力された表はこちらです↓。この画像はスクリーンショットで撮影したもので、CSVファイルで出力も可能です。

ChatGPT-3.5が生成した電気自動車の課題についてまとめた表
ChatGPT-3.5による表

月額20ドルで利用できるChatGPT-4では、下記のような回答があり、ダウンロードするとNumbers(mac利用者です)が自動的に開いて、表が出来上が出来上がりました。

ChatGPT-4が生成した電気自動車についての課題表
ChatGPT-4による回答
ChatGPT-4が生成した電気自動車についての課題表
ChatGPT-4による回答をダウンロードしてNunbersで出来上がった表

8.参考文献を記載する

ChatGPTに参考文献を挙げてもらうと、ここでは無料版の3.5と有料版の4との差が出ました。

ChatGPT-3.5

申し訳ありませんが、私はインターネットを検索する機能を制限されており、具体的な参考文献や最新の情報を提供することができません。しかし、電気自動車に関する参考文献を探す際には、以下の方法が役立つでしょう。

  1. 学術論文データベース: オンラインの学術論文データベース(例: PubMed、IEEE Xplore、Google Scholar)を利用して、電気自動車に関する研究論文や報告書を検索してください。
  2. 政府機関のウェブサイト: 日本の政府機関やエネルギー省のウェブサイトには、電気自動車に関する統計データや政策文書が掲載されていることがあります。
  3. 自動車メーカーのウェブサイト: 主要な自動車メーカーのウェブサイトでは、電気自動車に関する製品情報や技術に関する報告が提供されています。
  4. 業界関連のニュースソース: 自動車業界に関するニュースサイトや専門誌から、最新の電気自動車に関する情報を入手できます。
  5. 書籍: 電気自動車に関する書籍や専門書も、詳細な情報を提供しています。図書館やオンライン書店で検索してみてください。
ChatGPT-4

電気自動車(EV)の日本における普及に関連する課題と対応策についての参考文献を挙げることは可能ですが、私のトレーニングデータには2023年4月までの情報しか含まれておらず、最新の文献は提供できません。以下は、電気自動車の普及、充電インフラ、バッテリー技術、および政策に関連する分野で広く認識されている一般的な参考文献です。

  1. “The Electric Vehicle World Report” – 国際エネルギー機関(IEA)
    • 概要: 世界的なEV市場の動向、政策、および技術開発に関する年次報告。
  2. “Electric Vehicle Charging Infrastructure: Technology, Implementation, and Policy” – Michael H. Hsieh
    • 概要: 充電インフラの技術、実装戦略、およびそれに関連する政策についての総合的な分析。
  3. “Battery Technology for Electric Vehicles: Public Science and Private Innovation” – Albert N. Link and Alan C. O’Connor
    • 概要: EV用バッテリー技術の発展とイノベーションに関する包括的なレビュー。
  4. “Electric Vehicle Recycling 2020: Challenges and Opportunities” – 環境保護庁(EPA)
    • 概要: EVバッテリーのリサイクルと廃棄物管理の課題と機会に焦点を当てたレポート。
  5. “Consumer Acceptance of Electric Vehicles: Factors Influencing Adoption” – 経済協力開発機構(OECD)
    • 概要: 消費者のEV採用に影響を与える要因に関する研究。

ChatGPT-4は、参考になる文献を具体的に挙げてくれました。いずれにしても、これらの参考文献の最新サイトを活用することで、よりクオリティの高いレポートが完成するでしょう。

まとめ

新しい技術として注目されている人工知能(AI)の中でも、特にChatGPTは日本語文章作成に利用されています。このAIは自然言語処理技術を活用し、幅広い用途に適用可能です。記事では、特に「レポート」作成に焦点を当て、具体的な手順やプロンプトの活用方法を紹介しました。

具体的な手順として、レポート作成のステップを説明し、目的の明確化から提出までのプロセスを紹介しています。また、電気自動車(EV)に関するレポートの実例を示し、充電インフラ、価格とバッテリー技術、バッテリーのリサイクル、購入者情報の不足に対する対策を具体的に示しました。ChatGPTは具体的な情報を提供し、表やグラフの作成もサポートします。また、参考文献の提供も行い、ChatGPT4はより詳細な参考文献情報を提供する能力があります。

総括として、ChatGPTは文章作成の強力なサポートツールであり、具体的な指示を与えることで高品質なレポートを生成できます。文章作成が苦手な人にとって、ChatGPTは頼りになるパートナーとなります。

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