画像の可能性を広げる：ChatGPTが支えるDALL-Eのスタイルガイド③

DALL-Eのスタイル機能の探究を締めくくる今回の記事では、残りのスタイルを紹介し、全95種類の中から特に印象的なスタイルをハイライトします。各スタイルの強みと適用シーンを詳しく解説し、具体的な画像例を交えながら、これらのスタイルがアートとデザインのプロジェクトにどのように活かせるかを探ります。

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DALL-Eとは？

「DALL-E」とは、OpenAIによって開発された革新的なAI画像生成モデルです。この名前は、有名な画家サルバドール・ダリと人気アニメーションキャラクターのウォーリーを組み合わせたもので、このAIの創造性と検索能力を象徴しています。DALL-Eは、自然言語の説明から高品質の画像を生成する能力を持っており、単純な指示から複雑なシナリオまで、ユーザーの要望に応じたビジュアルコンテンツを作り出すことができます。

この技術の核心は、画像とテキストの関係を深く理解することにあります。DALL-Eは、テキストから直接画像を生成することで、AIが視覚的なコンテンツに対する理解と創造性を持っていることを示しています。例えば、「アボカドの形をした椅子」という言葉を聞いただけで、このモデルはそのようなデザインの椅子の画像を生成することが可能です。

DALL-Eの応用可能性は広大で、グラフィックデザイン、広告、イラストレーションなど、多くの創造的な分野で利用されています。特に、カスタムメイドの画像を必要とする業界において、このモデルは効率的かつ革新的な解決策を提供します。また、教育や研究の分野でも、視覚教材の生成に役立つため、その使用範囲はさらに拡大しています。

DALL-Eは、AIの可能性を新たな領域へと押し広げ、人間の創造性を支援するツールとしての地位を確立しています。今後もこの技術の進化により、さらにリアルで詳細な画像生成が可能になることが期待されています。

画像生成の手順

ChatGPT-4のトップ画面の左サイドバーから①の「Explore」を選択し、②の「DALL-E」を選びます。「DALL-E」の画面が現れたら、一番下の入力欄に生成したい画像のイメージをテキストで書き込きます。もちろん日本語でOKです。入力欄の右上に「Aspect Ratio」（縦横比）があり、ここを開くと「Square」（正方形）、「Widescreen」（横長）、「Virtical」（縦長）の3種類を選ぶことができます。何も指定しなければ、正方形の画像が生成されます。

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スタイルとは？

スタイルとは、画像の生成スタイルや表現を指定できる機能です。これにより、ユーザーは特定のアーティスティックなスタイルや時代を反映した画像を生成することができます。

スタイルの使い方

プロンプト（指示文）を入力する際、テキストの後ろにこのスタイルを追加することで、細かい創造的コントロールが可能になります。スタイルはプロンプト入力欄の左上の表示されていています。プロンプトを書き込んだ後、お好みのスタイルをクリックすると（左下写真①）、テキストの後ろに「,close up」と追加入力されます（同②）。左下写真のように、スタイルにカーソルを当てると、そのイメージが表示されるので、参考にしてください。

スタイルの種類

私が一つ一つ確認したところ、手書き、SFなど2024年4月28日現在、95種類のスタイルが画像生成オプションとして提供されています。プロンプト入力画面においてはスタイルの候補は一度に5つしか表示されないため、気に入ったスタイルを探すにはかなりの時間がかかります。そこで95種類のリストを作成しました。入力したプロンプトの後に、カンマを打ってからこれらのスタイルを入力するだけで、お好みの画像を生成できます。例えば、以下のようにご使用ください。

お花畑で遊ぶ猫の写真を生成してくだい。,35mm film

32種類掲載：スタイル図鑑

選択するスタルによって、タッチや雰囲気が全く異なった画像が生成されます。実際に生成された画像を掲載しますので、スタイル選びの参考にしてください。今回は上記スタイル表の64〜95までの合計32種類を一挙掲載。全ての画像のプロンプト前半部分は「お花畑で遊ぶ猫の写真を生成してください」としています。

まとめ

この記事では、DALL-Eの画像生成機能とその多様なスタイルオプションに焦点を当てました。全95種類のスタイルの中から、特に印象的な32種類を選び、それぞれの特徴と適用シーンを具体的な画像例を通じて解説しました。各スタイルは、独自のアーティスティックな表現を可能にし、ユーザーが創造的なビジョンを具体化する手助けをします。

DALL-Eのスタイル機能を活用することで、グラフィックデザイン、広告、イラストレーションなど、さまざまな分野で個性的かつ高品質なビジュアルを生成することができます。画像スタイルの選択は、単なる視覚的な魅力を超え、プロジェクトのテーマやメッセージを強化する重要な要素となり得ます。

今後も技術の進化に伴い、より細かく、また実用的なスタイルが開発されることでしょう。創造的なプロジェクトにおいて、これらのツールをどのように活用できるかを常に考え、実験することが、新しい可能性を切り開く鍵となります。