Plaud Noteが新たな領域へ!ChatGPT-4oと共に生産性を最大化する方法

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アップデートで進化 PLAUD NOTE

ChatGPTを活用した世界初のAIボイスレコーダー「PLAUD NOTE(プラウドノート)」が大きく進化しました。2024年5月22日にChatGPTの最新バージョン、ChatGPTー4oとの連携を含めた大型アップグレードが完了。文字起こし作業がこれまでになく簡単かつ迅速になりました。また、フォルダのカスタマイズが可能になり、ファイルを管理しやすくなりました。過去2回のレビュー記事では、将来的にPLAUD NOTEを利用するかは正直微妙と書きましたが、今回のアップグレードで考えが変わりつつあります。どんな進化を遂げたのか、実際に見ていきましょう。

目次

PLAUD NOTEとは

PLAUD NOTEは、今年発売開始されたばかりツールです。ミーティングや通話、ボイスメモを手軽に録音できるだけではなく、文字起こしや要約機能があり、記録した内容を瞬時に有効活用することが可能。日本語を含む57か国語に対応しており、世界中で100,000人以上のユーザーに支持されています。

PLAUD NOTE
PLAUD NOTE
PLAUD NOTE
PLAUD NOTE

昨年11月に「Makuake」サイトでPLAUD N OTEを見て一目惚れ。クレジットカードサイズ0.29センチの極薄超軽量でスマホ通過通話も可能ということですぐに申し込みました。自宅に届いたのは今年2月です。

革新的なボイスレコーダー

PLAUD NOTEは、最先端のAI技術を搭載したボイスレコーダーです。ChatGPTを利用しており、ビジネスシーンでのミーティングやインタビュー、電話会議の内容を瞬時に文字に変換し、要約する能力を持っています。これにより、ビジネスマンは会議内容を効率的に記録し、後で重要なポイントを迅速に確認することができます。

高効率なワークフローの実現

PLAUD NOTEは、ワンクリックで録音を開始し、終了する直感的な操作性を備えています。このツールは特にビジネスマンにとって、手書きのメモ取りから解放され、ディスカッションに集中することを可能にし、後でテキスト化された内容を確認することで、会議の効率を大幅に向上させます。

持ち運びやすさと長時間録音

軽量でポータブルなデザインのPLAUD NOTEは、ビジネスマンが常に携帯するのに適しています。最大30時間の連続録音が可能で、ビジネストリップや外出時の長時間の会議でも容易に使用できます。

プロダクティビティの向上

PLAUD NOTEは、録音された内容をAIが自動でテキストに変換し、さらに要約を提供するため、ビジネスマンは会議後のフォローアップが簡単になります。また、複数の会議内容をクロスチェックしながら、戦略的な決定を迅速に下すことが可能です。

公式サイトはこちらです→https://jp.plaud.ai/

PLAUD NOTE本体はあくまでボイスレコーダー。この本体だけでは音声の再生はできないよ。連携させたスマホのアプリを使って初めて、再生や文字起こしサービスを使うことができるんだ。

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Plaud Noteの最新アップグレード概要

Plaud Noteはその利便性と高性能で知られており、今年5月の最新アップグレードではChatGPT-4oが導入され、その機能がさらに拡張されました。

文字起こし精度の向上

ChatGPT-4oは、自然言語処理技術において最先端のモデルであり、これによりPlaud Noteの文字起こし精度が大幅に向上しました。従来のモデルと比較して、誤字脱字が大きく減少し、専門用語や方言でも高い認識精度を誇っています。また、ベータ機能ですが、選択制で話者を区別することができるようになりました(Pro&Backerユーザー向け無料トライアル)。これらにより、ユーザーは会議の記録やインタビューの文字化など、多様なシーンでPlaud Noteをより効率的に活用することが可能になります。次の項目で実例を詳しく解説します。

【2024年6月18日追記】6月18日、これまでベータ版だった話者識別機能が正式にリリースされました。ワンタッチするだけでオンになり、音声内容を発言者ごとに区別してラベル付け表示し、より明瞭で整理された文字起こしが可能になりました。

フォルダのカスタマイズ

録音したファイルの管理するためのフォルダが追加され、ファイルの管理がしやすくなりました。ファイル画面の左上の3本線のマークをクリックすると、右の画像のようにフォルダ管理画面が表示されます。「+」をクリックして、フォルダを作っていきます。

PLAUD NOTEの画面
PLAUD NOTEの画面
PLAUD NOTEの画面
PLAUD NOTEの画面

フォルダに分類するには、まずファイル画面を表示し、選択するファイルを左にスワイプします(下の画面①)。すると、②の画面になります。下に表示された「移動する」をクリックすると、③の画面に移りますので、移動先フォルダを選んでください。

PLAUD NOTEの画面
PLAUD NOTEの画面①
PLAUD NOTEの画面
PLAUD NOTEの画面②
PLAUD NOTEの画面
PLAUD NOTEの画面③

要約テンプレートのプレビュー機能

要約する際のテンプレートがプレビュー形式で表示されるようになったので、選びやすくなりました。テンプレートは全部で以下の15種類あります。ジェネラル(会議メモ、通話、スピーチ、インタビューノート、キーポイント)、特定のミーティング(相談会、会議報告、ディスカッションミーティング、タスク割り当て)、特定の講義(クラス、講義、トレーニング)、特定の通話(Q&A、ディスカッションコール、割り当てコール)。

PLAUD NOTEの画面
PLAUD NOTEの画面

共有ファイル形式の追加

ファイルをエクスポートする際の形式が「TXT」のほかに、「DOCX」、「SRT」、「PDF」が追加され、利用しやすくなりました。文字起こし画面の上のエクスポートマークをクリックして、画面②に進み、「文字起こしをエクスポート」を選択して③に進むと、ファイル形式を指定できます。

PLAUD NOTEの画面
PLAUD NOTEの画面①
PLAUD NOTEの画面
PLAUD NOTEの画面②
PLAUD NOTEの画面
PLAUD NOTEの画面③

個人的にかなりうれしいのは、ここで時間表示の有無を選べるようになったことです(画面③)。エクスポートする際に「時間軸有り」を選ぶと、時間表示されます。デフォルトは「しない」になっています。

私の場合、起こした文章に時間表示は不要、邪魔なだけです。以前のバージョンで文字起こしをした時は、時間が細かく表示されていたので、それを削る作業が必要でした。ChatGPTを使って時間を短縮を図りますが、長文の場合は1度で済まず、時間表示の消去にかなりの時間を費やすことになり、ストレスでした。現在のメンバーシップが切れたら継続しない方に傾いていましたが、考えを改めます。

文字起こしの精度を前バージョンと比較

実際に夏目漱石著「吾輩は猫である」の冒頭部分を朗読して文字起こしを行い、前回バージョンと比較しました。2分43秒の録音データの文字起こしにかかったスは、ともに12秒台と変わりませんでした。

以下は、原本とそれぞれの文字起こしです。不正確な箇所は青字で示しました。

吾輩わがはいは猫である。名前はまだ無い。どこで生れたかとんと見当けんとうがつかぬ。でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪どうあくな種族であったそうだ。この書生というのは時々我々をつかまえて食うという話である。

前バージョン

現バージョン(時間軸なし)

00:00:09 –> 00:00:17

わが輩は猫である 名前はまだない どこで生まれたか見当がつかぬ

00:00:17 –> 00:00:22

でも薄暗いジメジメしたところで ニャーニャー鳴いていたことだけは

00:00:22 –> 00:00:26

記憶している わが輩はここで初めて人間という

00:00:26 –> 00:00:30

ものを見た しかも後で聞くとそれは書生という

00:00:30 –> 00:00:35

人間中で一番童惑な種族であった そうだ

00:00:35 –> 00:00:41

この書生というのは時々我々を 捕まえて煮て食うという話がある

若輩は猫である。名前はまだない。どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いジメジメしたところでニャーニャー鳴いていたことだけは記憶している。若輩はここで初めて人間というものを見た。しかも後で聞くとそれは、諸星という人間中で一番童惑な種族であったそうだ。この諸星というのは、時々我々を捕まえて、煮て、食うという話である。

しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。ただ彼のてのひらに載せられてスーと持ち上げられた時何だかフワフワした感じがあったばかりである。掌の上で少し落ちついて書生の顔を見たのがいわゆる人間というものの見始みはじめであろう。この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。第一毛をもって装飾されべきはずの顔がつるつるしてまるで薬缶やかんだ。その猫にもだいぶったがこんな片輪かたわには一度も出会でくわした事がない。のみならず顔の真中があまりに突起している。そうしてその穴の中から時々ぷうぷうとけむりを吹く。どうもせぽくて実に弱った。これが人間の飲む煙草たばこというものである事はようやくこの頃知った。

前バージョン

現バージョン(時間軸なし)

00:00:42 –> 00:00:48

しかしその当時はなんという考え もなかったから別段恐ろしいと

00:00:48 –> 00:00:52

も思わなかった ただ彼の手のひらに乗せてられて

00:00:52 –> 00:00:57

すーっと持ち上げられたときなんだか ふわふわした感じがあったばかり

00:00:57 –> 00:01:00

である 手のひらの上で少し落ちた

00:01:00 –> 00:01:06

落ち着いて 女性の顔を見たのが いわゆる人間というものの見始めであろう

00:01:06 –> 00:01:10

この時 妙なものだと思った感じが 今でも残っている

00:01:11 –> 00:01:17

第一 毛を持って装飾されるべきはずの顔が つるつるしてまるでやかんだ

00:01:18 –> 00:01:24

その後 猫にもだいぶあったが こんな片輪には一度も出くわしたことがない

00:01:25 –> 00:01:28

のみならず 顔の真ん中があまりに突起している

00:01:28 –> 00:01:34

そうして その穴の中から時々プープーと 煙を吐く

00:01:34 –> 00:01:38

どうもむせて 実に弱った

00:01:38 –> 00:01:44

これが人間の飲むタバコというものであることは ようやくこの頃知った

しかしその当時は何という考えもなかったから、別段恐ろしいとも思わなかった。
ただ彼の手のひらに乗せられて、スーッと持ち上げられた時、なんだかフワフワした感じがあったばかりである。手のひらの上で少し落ち着いて、諸星の顔を見たのが、いわゆる人間というものの見始めであろう。この時、妙なものだと思った感じが今でも残っている。第一、毛を持って装飾されるべきはずの顔が、ツルツルしてまるでヤツだ。その後、猫にもだいぶ会ったが、こんなカタワニは一度も出くわしたことがない。
のみならず顔の真ん中があまりに突起している。そうしてその穴の中から時々プープーと煙を吹く。どうもムセっぽくて実に弱った。これが人間の飲むタバコというものであることはようやくこの頃知った。


この書生の掌のうちでしばらくはよい心持に坐っておったが、しばらくすると非常な速力で運転し始めた。書生が動くのか自分だけが動くのか分らないが無暗むやみに眼が廻る。胸が悪くなる。到底とうてい助からないと思っていると、どさりと音がして眼から火が出た。それまでは記憶しているがあとは何の事やらいくら考え出そうとしても分らない。ふと気が付いて見ると書生はいない。たくさんおった兄弟が一ぴきも見えぬ。肝心かんじんの母親さえ姿を隠してしまった。その上いままでの所とは違って無暗むやみに明るい。眼を明いていられぬくらいだ。はてな何でも容子ようすがおかしいと、のそのそい出して見ると非常に痛い。吾輩はわらの上から急に笹原の中へ棄てられたのである。

前バージョン

現バージョン(時間軸なし)

00:01:44 –> 00:01:51

この女性のてらひらの裏で しばらくは良い心持ちに座っておったが

00:01:51 –> 00:01:54

しばらくすると非常な速力で運転し始めた

00:01:55 –> 00:02:00

女性が動くのか自分だけが動くのかわからないが むやみに目が回る

00:02:01 –> 00:02:07

胸が悪くなる、到底助からないと思っていると、どさりと音がして、目から火が出た。

00:02:08 –> 00:02:13

それまでは記憶しているが、あとは何のことやら、いくら考え出そうとしてもわからない。

00:02:14 –> 00:02:16

ふと気がついてみると、所聖はいない。

00:02:17 –> 00:02:23

たくさんおった兄弟が一匹も見えぬ。肝心の母親さえ姿を消してしまった。

00:02:24 –> 00:02:28

その上、今までのところとは違って、むやみに明るい。

00:02:28 –> 00:02:31

目を開いていられぬくらいだ。

00:02:32 –> 00:02:37

はてな何でも様子がおかしいと、のそのそ這い出してみると非常に痛い。

00:02:38 –> 00:02:44

我輩は藁の上から急に笹原の中へ捨てられたのである。

この書生の手のひらの裏でしばらくは良い心持ちに座っておったが、しばらくすると非常な速力で運転し始めた。
書生が動くのか自分だけが動くのかわからないが、むやみに目が回る、胸が悪くなる、到底助からないと思っているとどさりと音がして目から火が出た。それまでは記憶しているが、あとは何のことやらいくら考え出そうとしてもわからない。ふと気がついてみると、所生はいない。 たくさんおった兄弟が一匹も見えぬ、肝心の母親さえ姿を隠してしまった。 その上、今までのところとは違って、むやみに明るい。目を開いていられぬくらいだ。
はてな、なんでも様子がおかしいと、 のそのそと、這い出してみると非常に痛い。母輩は藁の上から急に笹原の中へ捨てられたのである。

総合評価

  • 文字起こしに要する時間は、ほとんど変わらない。
  • 前バージョンは時間表示が1センテンスもしくはそれ以下と細かすぎるため、全体のボリュームが多くなり、読みにくい。現バージョンで時間軸なしを選ぶと、まとめて表示されるので、非常い読みやすい
  • 一語一語の聞き取り能力は、遜色ない。ただ、現バージョンには的確に句読点がつき、日本語をしっかり理解していることが伺える。
  • 読み間違えて言い直した箇所に、大きな違いが出た。前バージョンでは間違いも含めて読んだ通りに記載されたが、現バージョンでは読み直した箇所だけが記載され、言い間違えた箇所は記録に残らなかった。具体的には、文章中盤の「掌の上で少し落ちついて書生の顔を見たのが〜」の部分。これはAIのなせる技でありがたい機能だ。
  • 現バージョンは「あー」とか「えー」といった不要な言葉をケバ取りしてくれた。
  • 今後さらに使ってみてから判断するが、現バージョンならAIメンバーシップ契約が終了後も使い続けるかもしれない。

【2024年7月11日追記】新料金プランでは、ChatGPT-4oによる高度な文字起こしと要約機能が永年無料(300分/月)となりました。これなら、AIメンバーシップ契約終了後も使い続ける価値ありです。詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

まとめ

PLAUD NOTEは最新のChatGPT-4o連携アップグレードを通じて、その利便性と機能性が顕著に向上しました。文字起こしの精度は格段にアップし、操作性も大幅に改善されました。特にビジネスマンにとって、このデバイスは会議やインタビューの効率を大いに高めるツールとなり得ます。新しいフォルダカスタマイズ機能や選べる要約テンプレートは、多忙な日常の中で情報を整理しやすくするためのものです。このアップグレードにより、PLAUD NOTEはただのボイスレコーダーではなく、実践的なビジネスツールへと進化を遂げました。過去のレビューで疑問視された点も多く解消され、より一層のユーザー体験が期待できるでしょう。

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アップデートで進化 PLAUD NOTE

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