音楽制作に興味があるけれど、どこから始めたらいいのか分からないという方も多いでしょう。そんな方に朗報です!Sunoというツールを使えば、無料で簡単に作曲ができるんです。初心者でも理解しやすく、音楽制作の楽しさをすぐに体感できます。この記事では、Sunoの使い方を詳しく解説し、実際に音楽を作る手順をステップバイステップで紹介します。生成AIの力を借りて、自分だけのオリジナル音楽を作りましょう。
Sunoとは?無料で使える作曲ツールの紹介
Sunoは、生成AI技術を活用して音楽を簡単に作ることができる無料のツールです。では、誰でも簡単にアクセスできるようになっており、特別なソフトウェアのダウンロードやインストールは必要ありません。Sunoの魅力は、そのシンプルさと使いやすさにあります。専門的な知識がなくても、直感的に操作できるインターフェースが用意されているため、初めて作曲に挑戦する方でもすぐに音楽制作を始めることができます。
また、Sunoは生成AIを利用しているため、ユーザーが入力した簡単なパラメータに基づいて、自動的に音楽を生成してくれます。例えば、ジャンルやテンポ、楽器の選択などを設定するだけで、自分好みの音楽が完成するのです。このため、音楽の知識が少ない方でも、プロフェッショナルなサウンドを手軽に作り出すことができます。
Sunoは無料で提供されており、アカウントを作成するだけで全ての機能を利用できます。音楽制作に興味があるけれど、まだ一歩踏み出せていない方には、ぜひ試していただきたいツールです。
Sunoの基本機能と使い方
Sunoの基本機能はシンプルで直感的に操作できます。まず、アカウントを作成してログインすると、メインのダッシュボードが表示されます。ここで、左サイドバーから新しいプロジェクトを開始する(Create=作成する)か、既存のプロジェクトを開く(Library=図書館)を選択します(下図①)。
新しいプロジェクトを開始して曲を制作する場合、3つの方法があります。上図②の部分を操作していきます。
1.シンプルモード
その名の通り本当に簡単です。②の枠の中央の「曲の説明」と書かれたスペースに制作した曲について文字で入力して、その下の「生成する」をクリックするだけ。今回は「北海道を舞台にした演歌」とプロンプト(指示文)を入力してみました。1分もかからずに以下の4曲が完成しました。それぞれ3分ちょっとの長さがあります。海外サイトなので演歌をどの程度表現できるものか。あまり期待していませんでしたが、驚きの完成度でした。曲のタイトルはもちろん、歌詞、イメージ画像も生成されました。この曲のタイトルは「冬の夜」。下のボタンをクリックすると、視聴できます。
※2曲ともMade With Suno
2.カスタムモード
こちらは、タイトルや歌詞を用意している時に使用します。
- 「カスタム」を右にスライドさせてオンにする
- 歌詞を入力する
- 音楽のスタイルを指定する
- タイトルを入力する
- 「生成する」をクリックする
今回は「子供の野球大会で流すテーマソング」作りにチャレンジしました。歌詞や音楽のスタイルについては、ChatGPTに考えてもらいます。
子供の野球大会で流すテーマソングを作りたいです。子供たちにチャレンジの大切やチームプレーの楽しさを感じてもらう歌詞を作ってください。
子供たちの野球大会にぴったりのテーマソングの歌詞を作成しました。以下の歌詞で、チャレンジの大切さやチームプレーの楽しさを感じてもらえるようになっています。
夢を追いかけて
(サビ) みんなで夢を追いかけて
笑顔と勇気を分かち合おう
一人じゃないから強くなれる
チームの力信じて進もう
(1番) 初めてのバッターボックス
緊張するけど頑張ろう
失敗しても立ち上がるんだ
仲間がいるから大丈夫
(サビ) みんなで夢を追いかけて
笑顔と勇気を分かち合おう
一人じゃないから強くなれる
チームの力信じて進もう
(2番) グラウンドに響く応援歌
みんなの声が力になる
全力プレーで挑戦しよう
笑顔がつながるその瞬間
(サビ) みんなで夢を追いかけて
笑顔と勇気を分かち合おう
一人じゃないから強くなれる
チームの力信じて進もう
(ブリッジ) どんなに遠くても夢に向かって
諦めないで走り続けよう
君の努力が光る時がくる
みんなで一緒に喜ぼう
(サビ) みんなで夢を追いかけて
笑顔と勇気を分かち合おう
一人じゃないから強くなれる
チームの力信じて進もう
(エンディング) 夢を追いかけて走り続けよう
仲間と一緒に笑顔でゴールへ
この歌詞を使って、子供たちにチャレンジの大切さやチームプレーの楽しさを感じてもらえるテーマソングが作れることを願っています。
どんな音楽スタイルが良いでしょうか?
子供たちの野球大会のテーマソングにふさわしい音楽スタイルは、元気で楽しく、子供たちが一緒に歌ったり踊ったりできるものが良いでしょう。以下のようなスタイルが考えられます:
ポップ・ロック
明るくてエネルギッシュなギターリフとドラムビートが特徴。
子供たちが自然と手拍子や掛け声を入れたくなるようなリズム。
アップテンポなポップ
テンポが速く、リズムがはっきりしている曲。
シンセサイザーやキーボードを使った軽快なメロディー。
ファンク・ポップ
グルーヴ感があり、ベースラインがしっかりしている曲。
子供たちが体を動かしたくなるようなノリの良いビート。
スカ・レゲエ
リズムがはっきりしていて、楽しい雰囲気がある。
ホーンセクションやギターのリズムが特徴的で、元気なサウンド。
J-ポップ
親しみやすく、メロディーが覚えやすい曲。
歌詞が聞き取りやすく、子供たちが歌いやすい。
これらのスタイルの中から、イベントの雰囲気や子供たちの好みに合わせて選ぶと良いでしょう。ポップ・ロックやアップテンポなポップは特におすすめです。エネルギッシュで明るい曲調が、子供たちの士気を高め、楽しい思い出を作るのにぴったりです。
歌詞はそのまま書き込み、③の音楽スタイルについては「ポップ・ロック明るくてエネルギッシュなギターリフとドラムビートが特徴。子供たちが自然と手拍子や掛け声を入れたくなるようなリズム」と入力しました。25秒で1曲目が完成し、さらに25秒で2曲目も完成しました。出来上がった曲「夢を追いかけて」はこちらになります。
※Made With Suno
3.音声アップロード
「オーディオをアップロード」を使うと、左下の図のような画面になり、ウェブ上でオーディオファイルをアップロードすることができ、マイクを使って録音することもできます。このデータの所有権を持っていることを認め、利用規約に同意すると、その曲はライブラリーにアップロードされます。
ライブラリ(図書館)に保存されると、そのデータを使って作曲ができます。曲の右側に表示される3点リーダーをクリックすると、下図の画面が開きます。リストの上から2番目の「伸ばす」(英語表記ではExtend)を選び、左側の作曲用画面でこれまで同様に操作していきます。Extendは基本的に入力した曲を長くするという機能です。
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プロンプトセミナー作った音楽の保存と共有方法
Sunoで作成した音楽は、簡単に保存して共有することができます。以下に、具体的な手順を説明します。
<保存方法>
作曲画面で「生成する」をクリックすると、自動的にライブラリー(図書館)に保存されます。
<共有する>
- 曲の右側に表示される3点リーダーをクリック
- 「共有」を選択して「リンクをコピーする」か「共有する」を選ぶ
- 「共有する」を選ぶと、右下の図が表示される。X、facebook、メールのいずれかを選んでシェアする
<ダウンロード>
上記と同じ3点リーダーから「ダウンロード」から「オーディオ」(mp3)かビデオ(mp4)をクリックします。
このように、Sunoで作成した音楽は、簡単に保存・共有できるため、作曲活動をより楽しむことができるんだ。
6. 無料プランと有料プランの違い
Sunoには無料版と有料版があります。料金と機能は以下の通りです。
作曲するには、クレジットが必要です。無料プランの場合、1日に50クレジットが更新されます。1曲5クレジット消費するので10曲分作曲できますが、実際は1度に2曲生成されますので、1度「生成する」をクリックすると10クレジットを使います。ですから、無料版では、1日あたり5回作曲ができるということになります。
無料プランでも、十分に楽しむことができますが、注意しなければいけないことは、営利目的の使用はできないということです。営利目的、商用利用の場合は、有料プランを使いましょう。また、無料プランの場合、曲をSNSなどに投稿する際、Sunoへの帰属表示(例:Made With Sunoなど)が必要となっています。
SunoとUdioの著作権侵害訴訟についての解説
2024年6月、主要なレコード会社であるソニー・ミュージック、ユニバーサル・ミュージック・グループ、ワーナー・レコーズは、AI音楽生成サービスを提供するスタートアップ企業SunoとUdioを相手取り、著作権侵害で訴訟を起こしました。この訴訟は、AI技術と著作権法の交差点における重要な法的課題を浮き彫りにしています。
訴訟の主な内容は、SunoとUdioが著作権で保護された楽曲を無許可で使用し、AIモデルのトレーニングに利用したことに対するものです。これにより、著作権を侵害する楽曲が生成されているとされています。
この訴訟は、AI開発におけるフェアユースの境界や、著作権法の適用範囲に関する複雑な問題を提起しています。レコード会社側は、著作権者の許可なく作品を使用することは違法であり、正当なライセンス供与と報酬が必要であると主張しています 。
将来展望
この訴訟は、AI技術と著作権法の将来に重大な影響を与える可能性があります。まず、AIによるコンテンツ生成に関する法的枠組みが見直される可能性があります。現在、多くのAI企業は、著作権で保護された素材をトレーニングデータとして使用する際の法的リスクを避けるための明確なガイドラインを求めています。
また、音楽業界全体がAI技術をどのように取り入れていくかについても、今後の展開が注目されます。レコード会社は、AIを活用しつつ、アーティストや著作権者の権利を保護するための新しいライセンスモデルを模索しています。
さらに、AI技術の発展に伴い、著作権法の改正や新しい法規制の導入が進む可能性があります。これは、クリエイティブな産業における革新と保護のバランスを取るために不可欠です。
今回の訴訟は、AI開発者にとっても重要な教訓となり、今後のAI技術の倫理的かつ合法的な発展に向けた重要な一歩となるでしょう。
このような状況の中で、SunoやUdioのような企業がどのように対応し、進化していくのか、そして法制度がどのように変化するのかを注視することが重要です。
それでも「授業」のあるプログラミングスクールを選びますか?記事のまとめ
Sunoは、初心者から経験者まで幅広いユーザーにとって、音楽制作を楽しむための非常に有用なツールです。無料で利用できるため、誰でも気軽に始められるのが大きな魅力です。この記事で紹介したように、Sunoの使い方は非常にシンプルで直感的です。シンプルモードでは、簡単なプロンプトを入力するだけで高品質な音楽が生成され、カスタムモードではさらに詳細な設定が可能です。音声アップロード機能を使えば、自分の声や楽器演奏を取り入れた曲も制作できます。
Sunoは、生成AI技術を活用しているため、プロフェッショナルな知識がなくても、簡単に自分だけのオリジナル音楽を作成できる点が非常に魅力的です。また、作成した音楽は、簡単に保存・共有できるため、SNSやYouTubeなどで気軽にシェアすることも可能です。音楽制作の楽しさをすぐに体感できるSunoを、ぜひ一度試してみてください。
また、Sunoには無料版と有料版があり、無料版でも十分に楽しむことができますが、営利目的での利用や商用利用には有料版の利用が推奨されます。無料版でも1日あたり最大5曲を作成できるため、音楽制作の第一歩としては十分な機能を備えています。
最後に、SunoとUdioが著作権侵害訴訟の対象となった事例についても触れました。この訴訟は、AI技術と著作権法の交差点における重要な法的課題を浮き彫りにしており、今後のAI技術の発展においても重要な教訓となるでしょう。AIを活用した音楽制作は、今後ますます進化し、多くの人々に新しい創作の機会を提供することが期待されます。
音楽制作に興味がある方は、Sunoを使って、その魅力と可能性をぜひ体験してみてください。これからの音楽制作の新しい時代を、一緒に楽しんでいきましょう。
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